ヘルシンキ(フィンランド)で見たオールドシトロエン

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ヘルシンキ(フィンランド)で見たオールドシトロエン

ヘルシンキの中古車

やや霧のかかった朝

 北欧の街の中でヘルシンキは決して古い街並みがよく保存されているほうではありません。一方、近代的な街といわれるところでも古い街並みはどこかに残っています。ヘルシンキでの中央駅の近くでやや味気のない建物が散見されますがちょっと歩けば古い建物が林立する地区に足を踏み入れる事になります。古い街並みにはその雰囲気に相応しいモノや生活があるようです。そこで見たクルマは朝靄のヘルシンキの街とよく似合っていました。

ヘルシンキの中古車

オールドシトロエンがよく似合う

 ここはフィンランド中央駅から歩いて10分くらいのところにあるヘルシンキ大学シティキャンパスの傍です。石畳がデザインされていてとても綺麗です。そこにオールドシトロエンがとまっていました。

 このシトロエンは2CVというモデルで1948年から1990年まで生産されていました。その間殆どデザインが変わっていませんのでどの年代かは正確にはわかりません。当時の日本のクルマと比較してももっと前の時代の風格と個性を持っていて根強いファンがいたクルマです。

 鉄板を貼り合わせただけのようなデザインのシトロエンはパリの小道によくマッチしていました。日本では排ガス規制などゆえにあまり古いクルマを見る事はありませんが、フィンランドでは法規制の変更に対してどのように対応しているのかわからないほど、古いクルマが走っているのを目にします。

 価格を調べてみると購入後のメインテナンスが大変な為か決して高くないようです。200万円以下でこうしたクルマを手に入れることも可能です。フィンランドのひとは手間を楽しみます。古いものを大切に使っているだけでなく、手間をかけることの楽しさを知っている。

 こうした生活習慣ゆえに古いクルマで街に繰り出し当たり前にタイムスリップを楽しんでいるのかもしれません。

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