タルトゥ(エストニア)の肉料理が凄すぎる
肉やソーセージ主体の食事といえば、ドイツが有名かもしれません。欧州では北に行けば行くほど、肉、ソーセージ、チーズなどが多くなってくる気がします。エストニアもその例外ではありません。タルトゥの中心部にあるレストランで、北欧らしさを満喫できる食事を堪能することができました。
店名もずばりMeat Market、肉市場。新しくできた店のようです。友人もここは行ってみたいと思っていたとのこと、当初の目的地を変更して店に入りました。
入り口を入るとすぐにバーカウンターがあります。時間も早かったせいか、それとも日照時間が長いためか、ワイングラスだけを傾けるというひとはいません。肉食?のお客さんが集まっています。
かわいいナプキンが出迎えてくれます。こうした心遣いでお店の雰囲気がちょっとわかる気がしますし、楽しい時間の始まりを知らせてくれているような気分になります。
この日は3人で食事です。友人も初めてきたので、お勧めの「お試しプレート」を注文しました。日本でお試しだと量が少なめなイメージですが、この国のお試しはそれなりに覚悟が要ります。ピクルスやハーブ、カッテージチーズなどがデコレーションにはなっていますが、とにかく肉食系のお店、豪快さが売りのようです。
そして「チーズのお試しプレート」です。チーズのほうがボリュームが少なく見えますが、チーズはおなかに溜まります。デコレーションも基本は同じ、甘いソースがついてきます。
ワインを一本頼みましたが、日本式は、とりあえず一杯!というのがあるという話をしたところビールも頼むことになりました。今、エストニアではマイクロブルーワリーが増えてきているとのこと、スーパーマーケットでは見かけることのないオーガニックビールが出てきました。エストニアではワインを生産していないので、地場のビールはお楽しみの一つです。ドイツビールのようにしっかりした味ですが、苦みは抑えられた逸品でした。
さてこの写真が暗くて残念なのですが、灯りの左側に一人スタッフがいて何かを運んでいるのがわかるでしょうか?これは巨大肉プレートです。幅50センチ長さ2メートルほどの板の上に所狭しと肉が並んでいます。奥に座っていたお客さんがオーダーしたようです。お客さんはせいぜい4~5名。本場の肉食系は違います。
私たちの後ろのほうでは12人の団体です。ここはカジュアルにもフォーマルにも使える場所です。壁に飾られたアートには思わず笑ってしまいました。
団体席は、横に長く置かれていますが、その後ろには最後の晩餐。肉食の最後の晩餐のようです。お客さんは一人足りません。お客さんさえお店のデコレーションにしてしまう、肉食系のお店はお客さんもお店のひともかなりのつわものです。