フィンランドの女の子はJohn Deere Girl!
フィンランドの教育は、世界でも指折りの水準を誇ります。一体どんな教育をしているのか気になるところですが、実際には遊んでいる姿しか目につきません。ヒツジの牧場にいる7歳のヒルラはヒツジと遊びます。犬や猫、アヒルとも遊びます。牧場なので隣の家までかなりの距離があります。だから動物たちはとても大切な友達になっています。
ヒルラを始め、ヒルラの友達も動物を怖がりません。特にヒツジはとても愛されているようです。ヒツジにも性格があり、みんながみんなフレンドリーなわけではありませんが、ヒルラに対しては全てのヒツジが友好的です。このヒツジはAamuという名前。ヒルラがもっと小さな時からの仲良しです。病気になってしまい、ヒルラが心配していたわっています。
Aamuのお見舞いをしている間も生まれた間もないヒツジ達は、ヒルラを自由にはさせてくれません。ヒツジは何でも食べようとする(もちろん食べませんが)ので、服や靴ひもを引っ張ります。ヒルラの髪の毛も引っ張っていますが、ヒルラがひるむことはありません。
ヒツジ小屋の中にヒルラが作った遊び場です。どこからか脚立を持ってきてターザンになります。タブレットでゲームをしたりすることもありますが、ほとんどの時間を外で遊びまわっています。
フィンランドの女の子はピンクが大好きです。服装のどこか、或いは全身がピンク色で包まれています。今日のヒルラのピンクは帽子です。I’m John Deere Girl、私はジョンディアガールと書かれています。実はヒルラはジョンディアが大好きです。
これがジョンディアです。世界最大の農業機械企業で、デザインはBMW デザインが行っています。ヒルラは毎日ジョンディアを見て育ち、ジョンディアは憧れになっています。子供が乗れる玩具のクルマがありますが、それも勿論ジョンディアです。
ヒルラも大きくなってきました。ちょっとおませになってきたと感じるときもありますが、いつもヒツジと遊んでいるのは何年も変わりません。伸び伸びと育ったフィンランドの子供たちが高い教育水準を作り上げているのです。