フィンランドのユヴァスキュラという街
ユヴァスキュラはフィンランドの中央部に位置します。また、フィンランドの湖水地方の中心の都市です。人口は13万人ほどですが、首都のヘルシンキでさえ人口50万人なので、この国では大都市?に数えられます。ヘルシンキからユヴァスキュラまでは鉄道で2時間ちょっと。多くのフィンランド人が最も住みたい街の一つに掲げられる美しい街はそこにあります。
フィンランドでは近代的な駅舎が建てられても古い駅舎がそのまま残っているのをよく目にします。ユヴァスキュラの駅も同様。現在の駅舎から100メートルくらいの場所に黄色い建物の昔の駅舎が残っています。今は、Old Station Restaurantとして活用されています。
ユヴァスキュラには、フィンランドの有名な建築家でありデザイナーであるアールトの博物館があります。アートとデザインの街です。それが理由なのだと思いますが、駅の待合室には、黒いにょろにょろ?が立っています。帽子をかぶったやや悪役気味なにょろにょろがユヴァスキュラを訪れるとまずは迎えてくれます。
ユヴァスキュラは大学の街です。ユヴァスキュラ大学はフィンランドでも最もレベルの高い大学の一つとして知られており、その他の学校も併せると学生数は人口の3割を超えています。学生が多い街はどこか活気に溢れています。
フィンランドの大学は開かれています。大学街の特徴は、街が大学であり、大学が公園であり、公園が街であるということです。大学は街の中心にあります。柵で囲まれているわけでもありません。
今日のランチはユヴァスキュラ大学の食堂です。食堂は大学の奥のほうにあるわけでもなく街の教会の向かいにあります。誰でもそのまま入れます。守衛さんから何か聞かれることもありません。
大学の食堂は、フィンランドの多くのレストランと同様、ブッフェスタイルです。トレーを持って好きなものを選んでいきます。多くの選択肢があるサラダ、スープ、メインディッシュなどが並んでいます。どうやって計算するのかと思いましたが結局一律料金、どれだけ載せても同じ料金のようです。結局2.4ユーロ約350円ほどを支払いました。席について友人と話をするとそれは学生料金だとか。この緩さもフィンランドにいてリラックスできる理由の一つになっています。