コペンハーゲンの人魚姫に書かれた文字は?
デンマークの観光といえばまずはこれ、人魚姫の像でしょう。首都のコペンハーゲンにあります。日本ではシンガポールのマーライオン、ベルギーブリュッセルのしょんべん小僧と並んで「世界三大がっかり」などと揶揄されますが、それならそれで思い切りがっかりしてみたいものです。世界三大がっかりの締めくくりとして人魚姫を尋ねました。
人魚姫がどんなところに立っているか考えたこともありません。長崎の出島でさえ、既に島ではない。。。と最近知ったくらいです。また、三大がっかりに名を連ねるくらいなので、周辺環境にはあまり期待をしませんでしたが、歴史がありそうな城壁が見えてきました。
城壁で囲まれた地域は5角形です。ここは1662年にコペンハーゲン港を守るための要塞として建設されたカステレット要塞です。今は公園として開放されていますが、一部のは軍の宿舎があるようです。日本人からすれば函館の五稜郭を彷彿させます。
城壁の中から外を見渡すと煙突の煙が見えました。かつては外海だったかもしれませんが、対岸が埋め立てられ工場地帯が広がっています。何だかがっかりしそうな感じがしてきて期待が高まります。
世界三大がっかりといいますが、主因はその大きさにあるでしょう。旅行ガイドの一面を飾るがっかりはそのスケールを感じさせます。実際にはかなり小さい。ブリュッセルのしょんべん小僧は小さな路地にあるので雰囲気はありますが、びっくりするような小ささです。さて人魚姫はどうでしょうか?それほどは小さくないようですが、心の準備はできています。
煙突を背景に人魚姫は立っていました。確かにあまり大きくないのですが、心の準備ができていたので、サイズは気になりません。煙突と人魚姫もそれなりに絵になっているようです。
むしろがっかりはこちらかも。人魚姫という説明?が書かれています。上からデンマーク語、次にThe Little Mermaidと英語で。そして最後に小美人魚。中国語が既に登場していました。要塞がまた活躍する日も遠くないかもしれません。