コペンハーゲン Valbyのちょっとほっとする風景
コペンハーゲンの中心から地下鉄で15分程度のところにValbyはあります。特に何がある場所ではありませんが、住宅地のほか工場地帯からもそうは遠くない便利で心地よい場所です。Valbyの中心は広場です。欧州では広場を中心に街が広がっています。Valbyを訪れたとき、日本では忘れてしまったような青すぎる空がありました。
標識の上に何かあります。近づいてみても動きません。鳥が止まっています。ひとに馴れているのか、なめているのか、全く動揺する様子もありません。青すぎる空を背景に鳥がシルエットになりました。
Valbyはかつてはコペンハーゲンの果て。ここを出るとコペンハーゲンではありませんでした。ちょっとした丘になっているところに別荘を持ち週末を過ごした場所です。それが1882年にカールスバーグが近くに出来てから街の様子は豹変しました。それでも、古いValbyの街と新しい部分は不思議とマッチして独特の雰囲気を作り出しています。
特に主張をしていないアートを見つけました。外に出ているのでパブリックアート?といえるのかもしれません。壁から馬の体が出ています。どう考えても何かのメッセージが隠されているような感じもありません。どうしてここにアートがあるのかもわかりません。結局、「遊びごごろ」だと理解しました。
広場にある古い建物がValby Kulturhus。カルチャーハウスですが、日本の公民館?のような施設です。古い建物のドアの部分をデザインし、日本の公民館よりアカデミックな感じの空間を作り出しています。前におかれた自転車がなぜかこの街らしさを出していました。