タリン(エストニア)の道路標識が凄すぎる
EUではほぼ統一した道路標識が使われています。欧州ではクルマで他の国にへの移動が簡単にできます。クルマで数時間走れば隣の国に入ってしまいますが、おしゃべりでもしていれば別の国にいるのを気が付かないほどです。国境には何もありません。それゆえ、道路標識も統一されていなければならない必然性があるのでしょう。若干の違いはあるようですが、二つの国の標識を比べることもなかなかないので気が付きません。
タリンの街中にある標識です。Eで始まる番号はE-Roadの意味で日本語では欧州自動車道路と呼ばれるようです。Narva, Tartu, Paunuは全てエストニアの大都市(と言っても人口が10万人とか)の名前ですが、その下にストックホルム、ヘルシンキと書かれています。
フェリー経由ではありますが、矢印があってこの先にはストックホルムやヘルシンキがあるという標識には驚きます。欧州が経済的に統一されているとあらためて理解するとともに欧州のダイナミックさを感じます。
E20とE67という標識になっています。E20というのは実は1880キロにも及ぶ道路の名称です。アイルランドのダブリン近郊を始点としてイギリス、デンマーク、スウェーデン、エストニアを経てロシアのザンクトペテルスブルグまで続いています。E67はもう少し可愛いかもしれません。
フィンランドのヘルシンキからタリン、ラトビア、ポーランドを通りチェコのプラハまで。ややダイナミックさにかけるようにかんじるかもしれませんが、それでも全長距離は1630キロです。タリンを通るE-Roadはこの2本だけですが、エストニアという新しい国がEUの一員としてビルトインしているのを目のあたりにした気がしました。