コペンハーゲン(デンマーク)の街のオブジェで運動する
何度も繰り返しですが、デンマークはデザインの国です。日本でデザインというと特別なモノと受け止められるかもしれませんし、何か特異なアイデアがなくてはいけない。そう考えるかもしれません。この国にいるとデザインという言葉に対する認識が変わります。デザインとはむしろ違和感を持たないために存在している、そんな思いに駆られます。
これはあまりデザインとは言えませんがあえて写真を載せました。広場に空きスペースがあるとそこは運動場になります。この箱はこの上を飛んだり跳ねたりする運動の為のモノです。こんなところでも運動する、運動が生活の当たり前な一部になっているのがよくわかります。デザインがないと言いましたが結局グラフィティによってデザイン?がされています。好き嫌いはあるでしょうが、グラフィティはこの街で多く見かける街のデザインの一部です。
大きなオブジェがありました。ただの眺めるだけのオブジェではありません。ここに登ったり飛び越えたりと運動ができる施設です。運動施設が街の雰囲気から孤立しない、そういうデザイン性と機能性が合わさっています。
日本でも流行りだしたボルダリングの施設です。街の中で空きスペースがあれば、こうしたモノが置かれています。街の至る所で運動ができ遊べるようになっています。それはプラスチックでできた無機質なモノではなく、街の光景に溶け込みまたアクセントになるモノ、それがこの街のデザインです。