ヘルシンキ郊外での思わぬ発見
ヘルシンキに着いた。友人の家に行こうとしてバスに乗る。この国のバスは静かだ。運転手がしゃべり続けるよりはましだと思っているものの、よくバス停を間違えてしまう。今回もいつものようにバス停を乗り過ごしてしまった。それでも、この国でちょっと歩いてみるのは決して悪くない。思わぬ発見がそこにあった。
幸いにしてグーグルマップが場所を教えてくれた。地図を見ながら歩いてみる。おもったより遠くないようだ。と、舗装されてない道に出会う。地図をみるとそこを歩けといっている。少しだけひるんだがその道を歩く。森へ続く一本道だ。
ヘルシンキ空港は、街からそんなに遠くない。友人の家も同様だ。どうして森の中を歩くのだろうという疑問はすぐに吹き飛ぶ。拍子木を叩くような音、それはキツツキの声。小川のせせらぎが聞こえる。リスが木に登ってこちらを見ている。夜になれば、ハリネズミが出てくるだろう。思いかけず、森の散歩を楽しむこととなった。
森から抜けると、白樺並木の道に出る。高い空が広がる。この国の国独特の白い雲も浮かんでいる。。ほどなくして、友人の家にたどり着いた。